革細工

「革命」という漢字

 革好きの皆さん、気になりませんか?「革命」という言葉、漢字ですが、「革」が「命」と書きます。このことに「え?マジ?確かに!」と思い、少し調べてみました。以下にその背景や語源の説明を書いてみます。

1. 「革命」という言葉の語源

 「革命」って、「何とか革命」などを昔習った記憶がありますが、要は、ガラッと大きく新しく変わる(変える)と言うような意味ですよね。

2. 「革」の字の意味

 漢字の「革」は、もともと「動物の皮を剥いで加工した皮・革」を意味しています。
 古代中国では、皮を剥ぐ・表皮を変えるということが「根本的な変化」「刷新」の象徴でもありました。根本から新しくすると言うことですかね。

 そのことから、「革」は「改める・変える」の意味を持つようになるようです。

3. 「命」との組み合わせ:「革命」の本質

 「命」は、ここでは「天命」や「政権・権威」を表すとされます。天命が良く分かりませんが、天から与えられた命・運命・宿命というような意味でしょう。
 したがって、「革命」とは:
 天命を改めること → 支配者や体制を、根本から変えること
 という意味になります。なるほどなるほど、と言う感じですね。

4.まとめ

 「革命」の「革」は「皮を剥ぐ・改める」という意味から「根元から変える」を表し、「命」は「天命・支配権」を表すので、合わせて「革命」とは、「これまでの体制を根本から変えること」を意味します。
 革細工の革とは直接的なつながりは無さそうですが、「運命を根元から変える」という意味があるということは、生き方が現れる革細工(もの作り)には大きく影響すると思います。
 この強い意味は単なる偶然ではない、と信じてます。

 それでは、今回はこの辺で。