道具

縫い穴を開ける道具

ども、ろんべえです。

今回は、革細工に使い道具の一つ、縫い穴を開ける道具を紹介します。

革細工の作業としては、

①革を切る

②革を貼り合わせる

③縫い穴を開ける

④糸で縫う

という工程になりますが、今回は貼り合わせた後に縫うための穴を開ける道具です。

革は厚みがあるので、手縫では先に穴を開けるんですよね。

自分の場合は5ミリ間隔で開けています。

その5ミリづつに印をつけるための道具がこちら。

「菱目うち」という道具です。

4本と2本がありますが、直線は4本で曲線部分は2本のもので印をつけています。

元々、始めた頃は、これで穴を開けていたんです。

木づちでゴンゴンって、開けていました。

でも、音が結構するんですよね。

縫う箇所が多いと大変です、叩きまくります。

あと、菱目うちで開けた穴で縫うと、自分の目指す縫い目にはならなかったんですよね。

まあ、好みの問題ですかねー。

ですので、現在は、菱目うちで印をつけて、その後、1個づつ穴を開けるスタイルになりました。

その1個1個穴を開ける道具がこちら。

「菱ぎり」といいう道具です。

1個づつこれで穴を開けています。

1個づつでのすので、大変といえば大変ですが、「1個づつ手で開けている」という作業が自分的には好きですね。

あと、どうしてもピッチが合わない時も多くあるので、その時の調整はしやすいと思います。

5ミリづつ開けて行きますが、最後合わない!という時には、コンマ何ミリづつ調整して開けています。

そこら辺は、感覚的なところです。

音もなりませんし(^^)

自分の使ってる道具は決して高価なものではありません。

この菱ぎりも千円くらいです。

だからかなのかは分かりませんが、砥がないとちゃんを刺さらないんです。

研ぎ方は自分なり悪戦苦闘しながらやってたんですが、最近、YouTubeで調べてみたら結構あるんですね。

自分は革細工に関してYouTubeで調べるということはしたくなかったんですが、この菱ぎりの研ぎ方だけは見てしまいました・・・。

遠回りしながら、自分なりにやりたい派なので近道があまり好きではないんですが、これだけは・・・。

で、その通りにやってみると、まあ刺さる刺さる(^^)

砥がないと「ブスッ」て感じで力を入れますが、キンキンに研ぐと「ヌッ」て感じでほとんど力を入れずに刺さります。

サクッとやりたい方は、是非YouTubeで調べることをおすすめします。

なんでも載ってますもんね。

あと、菱ぎりで開ける時ですが、下にコルクの板をひいています。

これは、100均でも売ってますし、ニ○リにちょうどいいのが売ってました(^^)

縫い穴は刺す方を表としますが、始めた頃は表から見て綺麗でも、裏を見るとガタガタになることがしょっちゅうです。

貼り合わせた厚みが5ミリを超えることもよくありますし、厚みが増えると真っ直ぐ刺すのが難しくなります。

これは、練習しかないと思います。

ひたすら真っ直ぐ刺す練習です(^^)

コツとしては、途中で持ち方を変えない方がいいですね、角度が変わってしまいますので。

貼り合わせた革に5ミリづつ印を付けて、菱ぎりで1個づつ穴を開けていく。

縫い目はこの時点で、ほぼ決まってるんだと思います。

手縫いにかかる手間ってこういう所ですし、手縫ならではの作り手の気持ちがこもってます。

それでは、今回はこの辺で失礼します。