革細工

革製品のメリットとデメリット

 本革で作られた財布や小物って、「結構高いんだよなー」ってなかなか買えない方もおられると思います。
 でも、それに対してのいいところもあります。
 せっかく高いお金を出して買った革製品。
 やっぱり買って良かったとなるのか、買わなければ良かったとなるのか。
 今回は、そんな革製品のメリットとデメリットについて、ろんべえが思うところを書いてみたいと思います。

⚫️メリット1 育てられる=自分だけのモノになる=愛着がわく

 何と言ってもこれじゃないでしょうか。
 ズバリ、「経年変化」です。
 使う人、それぞれ違う育ち方があり、その人独自のものに育っていきます。つまり、「自分だけのモノ」になっていきます。財布であれば、1か月くらい使うとアタリが出てきて、1年経つと、もう顕著に現れますよね。色味が濃くなりツヤツヤになります。よく手が触れる部分は特に濃くなり、どうやって使っているのかわかるほどではないでしょうか。
 そこまでいくと、手放せなくなります。共に生きてきた相棒のような存在になり、愛着が沸いてきます。ただの革製品ではなくなりますよね。
 個人的にはこれが1番の魅力だと思っています。

⚫️メリット2 丈夫で長持ち

 少々のことでは壊れません。特にRonbeyCraftでは、折れ曲がる部分については縫い目を入れていませんので、糸がほつれにくくなっています。また、手縫いの場合、たとえ糸が切れたとしてもプツプツと解けていくことはないです。そういう抜い方になっています。
 ある程度厚みのある革を使っているので、そう簡単に穴が開くとかはありません。まあ、ないでしょうね。
 定期的にメンテナンスしたりすれば、一生使えると思います。もしかしたら、代々受け継いで使えるかもしれません。
 「これ、親父が使ってた財布なんだよな」
 って、最高ですね。

⚫️メリット3 オーダーメイドできる

 これも大きなメリットだと思います。
 「こんな財布が欲しいけど、売ってないんだよな」
 という方、連絡ください(^^)
 全てを満足できる訳ではありませんが、ゼロから作ることが出来ますので、自分の思うようにオーダーメイドで作ることができます。極論、ミリ単位で大きさも調整できます。
 これこそ、「世界に一つ」の自分だけのモノですよね。

⚫️デメリット1 高価

 さて、ここからはデメリットです。
 1番目は、やはり値段ではないでしょうか。
 確かに高いです。
 そうなる理由としては、材料もさることながら、手間でしょうね。作るのに時間と手間がメチャクチャかかるからです。特に手縫いの場合は尚更です・・・。ひと針ひと針、数ミリづつ縫っていくという作業に、どれだけの価値を見出すか。
 でも、よく考えると、2万円で買った財布を5年使うとなると1年で4千円です。そう考えるとどうですか?

⚫️デメリット2 デリケート

 本革は水に濡れるとシミになります。雨や、台所からのちょっとした水飛沫、ペットボトルの結露などです。気をつけないといけません。
 後、傷がつきやすいです。爪の引っ掻き傷とかですよね。バッグから出す時など。
 ただ、どうなんでしょう。個人的には、それもアジだと思います。丁寧に扱うのは決して悪いことではありませんが、革製品を丁寧に気を遣って育てるより、特に気にせずガンガン使った方が、いい感じはします。
 シミや傷をアジと取るか、マイナスと取るか。共に生きた証だと思えば、勲章のようなモノですが、デリケートだということに変わりはありません。
 ここで、疑問があるのですが、本革の「コースター」って世の中にありますよね。グラスの結露で濡れますよね。どうなんでしょう?

⚫️デメリット3 いろいろ欲しくなる

 革好きの方には、申し訳ないのですが、これ、デメリットに挙げてしまいました(^^)
 1個、革の財布を買いました。そうすると、コインケースも欲しくなり、別の用途に小さめの財布が欲しくなり、パスケースも・・・・。というケースで、次から次へと揃えたくなるというか、集めたくなるというか(^^)いろいろ使いたい!みたいな。
 デメリットではない感じがしますが、こうなると止まらないということで、ここに書かせていただきました。

⚫️最後に

 どうでしょうか。
 革製品のメリットとデメリットを思うままに買いてみました。
 まあ、革好きですので、デメリットもメリットに捉えられてしまいます。
 すいません(^^)
 たまに、メンテナンスをしないといけないというのもありますが、革好きはメンテナンスしたいですし、そうじゃない方はしないといけないと捉えます。そういうところもありますよね。
 そんな、難しいことはやめて、1個自分にプレゼントだと思って使ってみてはいかがでしょうか。
 1年使えばわかるはずです。

 それでは、今回はこの辺で。