ウォレット

使い続けたい財布

 自分の大好きな財布は「トラッカーウォレット」という財布です。もちろん、自分で作ったものです。トラッカーウォレットがどのような財布であるかは、ネットで検索してみるといっぱい出てくるので、ここでは割愛させていただきます。一言でいうと、1950年代に遡る、無骨でシンプルなアメリカンな財布であるということです。

 革細工をしている中で、「こんな財布があったらいいな」とか「これ使いやすいんじゃない?」とかいろんなアイデアが出てきますが、自分で作ってみると使い勝手などを試してみる必要があります。実際に自分で使ってみて、やっぱり修正点が出てきたりしますので、作って完成というわけではありません。実際に使うということも一つの作業になるということです。

 そんな中、新しい財布をテスト使用するということは、これまで数年間お気に入りの財布として使ってきたトラッカーが使えなくなるので、非常に寂しい気持ちになることも嘘ではありません。毎日使いたいんです(^^)
 お試しに新しい財布を使うのが心苦しくなるというか、、、、。気持ちが入っちゃってしまっています。そのトラッカーは、このホームページの表紙に使っているものになります。
 ガンガン使っているので、経年変化もいい感じに進んでいます。どこまで使えるんだ、自分の作ったトラッカーは!という思いです。
 新しい財布ができると、もちろん「この財布5年使ったらどうなるんだ?」という気持ちもあります。流石に、全ての財布を5年づつ一人で使って経年変化を確認することは出来ません。ですので、大好きなトラッカーを使い続け、RonbeyCraftの革財布を使い込んでいくとこうなりますよというサンプルになるのかなと思っています。
 最近、ハマっているコインケースもそんな気持ちがあります。めちゃくちゃ使い込みたくいんですが、数年前に作った改良前のコインケースをずっと使っています。これもいい感じに育ってきているので、今からNewコインケースを使い込むことは、なかなか勇気が必要です。普通に考えても、経年変化は追い抜かせないからです。なので、購入していただいたお客様に育てていただきましょう(^^)!

 そっとテーブルに置いたり、傷を気にしたりせずに、ガンガン使い込んでいただきたいです。雑に扱ってくださいというわけではありませんよ(^^)傷やシミなども、使っていただいている方の毎日の生活における歴史の一つです。歴史を刻み込んでいると言っても過言ではありません。
 革財布を毎日使って育てていくこと、まさに「生き方」そのものだと思っています。

 それでは、今回はこの辺で。