ウォレット

トラッカーウォレット

トラッカーウォレットとは、1950年代にアメリカのトラック運転手(いわゆるトラック野郎)たちが、使っていたとされています。
当時、お金も入れていましたが、伝票や高速道路のチケットなど何でも入れていたと言われており、頑丈でシンプルな作りが特徴です。
運転中はポケットに入れていると邪魔になるので、出していましたが、無くさないようにチェーンを付けるようになったのが、ウォレットチェーンの始まりだとも言われています。
その後、バイク乗りに流行り出し、バイカーズウォレットとしても人気が出てきて、現在のアメカジスタイルのお財布に繋がってきたようです。

このシンプルで飾りっ気が無い構造で、言い方に語弊があるかもしれませんが、「チープさ」がたまらなくカッコよくないですか?
お札を折らずに入れることが出来るロングタイプも世の中にはありますが、ジーンズのケツポケットに入れた時に少し見えるくらいの大きさがカッコいいと思うので、お札は二つ折りで入れる大きさにしています。ミドルサイズと言われる大きさです。

インナーの作りは、一番手前にファスナー付きのコインケース、フリーポケットが2箇所ありますが、コインケースの後ろとフリーポケットの間にカードポケットがあるので、意外とカードもたっぷり入れることが出来ます。トラッカーウォレットのスタンダードな作りになっていますが、大きさや厚さなど、細かいところはRonbeyCraft独自の仕様となっています。

本革を手縫で作っているので、強度は抜群です。
革の厚さも色々試しましたが、外装とインナーのバランスを考慮し、現在の厚さに辿り着きました。
ウォレットチェーンを付ける部分は、世の中のトラッカーウォレットとは違う場所に革紐を取り付けています。
財布の向きがこっちの方がしっくりくるのと、金具でもいいのですが、「男結び」と言われる結び方が気に入っているので、革紐にしています。
財布と同じ革にしているので一体感が感じられますね。

大好きな財布の一つです。