Ronbey Craftでは、本革を使い、革小物を製作しています。
全て手で裁断し、手縫で作っています。
抜き型やミシンは使っておらず、手で裁断し、手でひと針ずつ縫っています。
ミシンの方が早くて綺麗なのは知っているんですが、手で縫いたいんです。
5ミリピッチで縫穴を一つづつ手で開け、5ミリづつひと針ひと針手で縫って行きたいんです。
切る作業にしても、抜き型を使った方が早いし、綺麗だし、効率的なんです。
それは知っているんです。わかっているんですが、やっぱり手で裁断したいんです・・・(^^)
なんていうか、時間はかかりますが、一歩づつ確実に進んでいく感じが好きなんですかね。
「全部、自分の手で作ったんだ」という達成感というか、満足感というか、そういう気持ちになります。
時間と手間をかけた先には、目には見えなくても、言葉にできなくても、絶対的な何かがあると思います。
結果として、ひと針づつ手縫いで作られた革製品は、温かみがあり、力強く、生涯使い続けられる堅牢さを持ち合わせています。
また、長く使うにつれて艶が生まれ、色味も濃くなり、経年変化を楽しめるのも本革の魅力です。
いわゆる「経年変化」「エイジング」と言われますね。
これも大好きなんです。
少しづつ、時間をかけて、「自分だけの革製品」になっていくのがたまらなく好きなんです。
色味が濃くなってきて、表面のキメが細かくなりツヤが出てきます。
自分の手で触った分、陽にあたった分、気持ちがこもった分、少しづつ、ちゃんと経年変化は進んでいきます。
まさに育てる革製品、使う人それぞれで育ち方も違いますから、正解という答えはありません。
こんなに楽しいこと、他には今のところ見つかっていません(^^)
ろんべえは、トラッカーウォレットと言われる財布が好きなんですがを、その他にもラウンドファスナーの長財布やコインケース、いろいろな革小物など楽しく作っています。