ウォレット

RonbeyCraftのオリジナル 〜限界ウォレットの誕生秘話〜

○オリジナルって

 先日、オリジナルってどういうことか、ちょっと考えてみました。
 じゃあ、RonbeyCraftのオリジナル商品って何よ?
 トラッカーウォレットやL型ファスナー、ラウンドファスナーとかは世の中にある既存のものを少しアレンジしている感じです。既製品と全く同じではないので、オリジナルと言えばそうなんですが、世の中に多く出回っているものなので、なんか違う、という感じです。
 既製品からは離れて、僕の頭の中で、「こんなん作ってみようかな」という流れで作ったものが、そうなのかな、と思います。結果的に、世の中にあるものになったとしても、参考にせず作ったかどうか、そこが大事なんだと思っています。
 具体的に、何があるかというと、「限界ウォレット」「フラグメントケース」「札バサミ」「金具なしマネークリップ」「カードケース」あたりがそうです。
 ネットとかで写真を発見して、
 「おっ、これ良さそう。ちょっと変えて作ってみよう」
 って作ったものではありません。
 特に限界ウォレットに関しては、ちょっと変な財布ですが、おかげさまで結構人気です。

○1代目 限界ウォレット

 
 どうやって生まれたかというと、どんどんシンプルにしていったんです。
 とりあえず、お札は二つ折りでカードをまとめて入れるスタイルにしました。
 フタは最初から無しで行こうと思っていました。
 なので、落ちにくいように縦向きです。
 最初に作ったのはコインケースを外側に付けてました。
 初代、限界ウォレットがこれです。
 1代目。

 使って見ると、コインケースがとても使いにくい。
 そして、なんかダサい。。。。。
 何というか、お札やカードをガサッと入れているのに、小銭を分けて入れておけるので、「ちゃんとしてる」感があるというか。
 小銭は別で持つ、もしくは「小銭は持たないぜ」という考え方を踏襲して、小銭入れを外してみようと見直しました。

○2代目 限界ウォレット

 この頃から、「使いにくさがイイ」と思ってきました。
 不便さにカッコ良さがあるんだと。
 コインケースを無くしたことで、頭も財布もずいぶんスッキリしました。
 お札やカードをまとめて入れるので、カードを1枚出すにも、一旦全部出すスタイル。これはお札も同じです。
 使い方としては、ズボンのポケットに全部ハダカで入れてるのと、ほぼ一緒ですね。
 そして、できたのがコレです。

 スタンピングしてないのが本当の2代目なんですが、どっか行ってしまいました、、、。
 何にも無いなと、スタンピングしたんです。
 なので、写真のものは正確には3個目になります。
 形は、今とほぼ同じです。
 何回か、インスタにあげたかもしれません。
 ですが、使っていると、どこかちょっと違う感があったんです。
 なんか、「シュッとしている」んですよ。
 無骨といえば無骨なんですが、どこかエリートというか、スマートな雰囲気が出ていて。
 僕としては、もうちょっと荒々しい感じが欲しかったんです。
 この時は、厚さ2ミリの革を使っていました。
 「もっとゴツくしたらどうだろう」

○3代目 限界ウォレット

 ということで、3ミリの革で作ってみました。2枚貼り合わせるので、厚みは6ミリになります。
 いざ、作ってみると、こうなりました。

 「コレや・・・」
 キマりました。
 この無骨さ。
 お札やカードを入れてみると、3ミリの革が、最高に使いにくさをアップさせています。
 カードのアタリが付いてきたら、めっちゃカッコいいんですが、そもそもアタリなんて付くのでしょうか。
 まさに、
 
 ”世界一使いにくくて、世界一カッコいい”
 
 今のが3代目限界ウォレットです。
 僕も実際に使っています。
 この時、糸の太さは1番を使っていました。これでもまあまあ太い方なんですが、3ミリの革には1番太い糸が似合うんじゃないかと思いました。
 結果、現在の限界ウォレットには、MAXに太い0番の糸を使っています。
 (写真の糸は0番です)
 そしたら、なんと、この0番の糸が気に入ってしまいまして、これ以降、他の商品も全てこの太さで作ることになりました。
 現在の限界ウォレットは、「昭南皮革 多脂ベンズ」という革を使っています。ナチュラルとブラックがあります。

 刺さる人には刺さる財布です。
 お客様の中には、これに小銭も入れてるよって方がおられました。
 かなりの強者ですね。
 
 お客様:「意外と落ちないですよ」
 僕:「ま、落ちたら拾えばイイですもんね」

 なんて会話をしたこともありました。

 こんな感じで作られた財布です。
 インスタやTikTokに動画もアップしています。
 よかったら観てやってください。

 それでは、今回はこの辺で。