最近、「オリジナル」ってなんだろうと考えたりしています。
辞書的には、「他のものの模倣や複製ではなく、独自に創作されたもの。原作。原型。」という意味です。
これを自分の革細工に当てはめていくと、何が、どうオリジナルなんだろうと考えています。
以下に、整理してみました。
○世の中にある既存商品を再現する
L型ファスナー、トラッカーウォレット、ボックス型コインケースなど、世の中にあるものをサイズや厚み、革を変えて作る。
ほぼ、コピーに近い。
○既存商品をアレンジする
カードポケットの数、場所やマチの大きさ、などを自分なりにアレンジして作る。
このパターンは一般的に多いように思います。
「ウチのトラッカーはこういう構造になっているんです」
「コインケースなんですが、カードも入れられるんです」
みたいなことだと思います。
○設計から独自
「設計から独自」と書きましたが、これは殆どないと思います。
「殆どない」と書いたのは、絶対に、それまでその人が過去に見てきた商品の影響が少なからずあると思うからです。
ただ、設計思想というかコンセプトがあるものは、本当の意味での「オリジナル」に近いんだと思います。
逆に、
「これはオリジナルです」
と言っても、結果的によく似たものが既に世の中にあるというパターンもあると思います。
市場を調査して、無いものを作るということがオリジナルかと言われると、形が違うだけではオリジナルとは言えない気がするので、少し違う気もします。
○何が売れるのか、目指すところ
オリジナルじゃないといけない、なんてことはないですよね。
別に同じようなものが世の中にあっても、売れてる人は売れてます。
そう、特別なオリジナルじゃなくてもいいんですよね。
でも、同じようなモノを作っていても、埋もれてしまいます。
難しいところです。
じゃあ、売れてるものって何が違うんでしょう?
それは、
分かりません、、、、。
その辺を追求というか、考えている毎日です。
ただ、
「市場を調査して売れているものを真似して作る」
というのも、どこかちょっと抵抗があります。
「お前、売れてないのに何カッコつけとんねん」
って言われそうですけど。
僕が目指しているところは、”当たり前の事を当たり前にできる技術”を高めたいんです。
革包丁で真っ直ぐに切る。丸く切る。同じピッチで縫穴を垂直に開ける。整然とした縫い目で縫う。コバを綺麗に磨く。
そんなところを目指しています。
きっとゴールはないんでしょうね。
ただ、技術力が高く、素晴らしい商品が売れるのかというと、そうとも言えないところがあるのは確かです。
「何でコレが売れてんねん」
って思うことは、あります。
当たり前の事を当たり前に、そのレベルを上げ続けることが自分の答えなんだと思っています。
次の記事では、僕が「こういうの作りたい」という想いで作った財布の話を書こうと思っています。
それが僕のオリジナルになれば嬉しいなと。
それでは、今回はこの辺で。
